パスキー既定化の段階展開開始
Microsoft Entra ID の認証変更
パスキーが
既定の認証体験へ
Microsoft 提供の SMS・音声認証は、
一般ユーザー:2027年2月1日
グローバル管理者・外部ユーザー:2027年7月1日に終了します。
Microsoft 365 管理センター|2026年9月15日更新メッセージに基づく
通信事業者の情報確認・評価開始
通信事業者の選択・設定開始
一般ユーザー:Microsoft 提供の SMS・音声認証を廃止
グローバル管理者・外部ユーザー:Microsoft 提供の SMS・音声認証を廃止
AT A GLANCE
まず押さえるべき、2つの変更
SMS・音声認証を利用できるユーザーを起点に、パスキーへの移行が段階的に進みます。
パスキーが既定の認証体験に
2026年9月1日から段階的に展開中です。SMS・音声が有効なユーザーにパスキーを自動的に有効化します。すべてのテナントへの反映には時間がかかる場合があります。
- 次回のサインインで MFA を完了すると登録を案内
- ユーザーはパスキーの登録案内をスキップ可能
- 登録キャンペーンは Microsoft 管理となり、対象テナントのすべてのユーザーにパスキー登録を案内
一般ユーザー:2027年2月1日
グローバル管理者・外部ユーザー:2027年7月1日
Microsoft 提供の SMS・音声認証を廃止
終了するのは Microsoft が提供する SMS・音声認証です。引き続き必要な組織は Microsoft Security Store で通信事業者を選択・設定する必要があります。
- フィッシング耐性のあるパスキーへの移行を推奨
- SMS・音声は顧客設定の通信事業者で継続可能
- 2月1日以降、対象ユーザーへのパスキー有効化を強制
IMPACT
誰に、どの程度影響するか
「現在何を使っているか」だけでなく、認証方法ポリシーで SMS・音声が有効かを確認してください。
実際には Authenticator だけを使っていても、SMS・音声が認証方法ポリシーまたは従来の MFA 設定で有効なら、2026年9月の対象になります。
MIGRATION PLAN
管理者が進める、4ステップ
パスキーを有効化するだけでなく、対象者の把握、プロファイル設計、展開、廃止前確認までを一連で進めます。
把握
SMS・音声ユーザーを特定
認証方法アクティビティと Microsoft 提供スクリプトで対象者を抽出します。一般ユーザー、グローバル管理者、外部ユーザーを区分し、MFA・SSPR・緊急用アカウントの利用も確認します。
設計
移行先とパスキープロファイルを決定
一般ユーザーと高権限ユーザーで、同期/デバイスバインド、構成証明、AAGUID 制限を分けます。
展開
パイロットから登録キャンペーンへ
小規模グループで登録・サインイン・端末交換を検証後、対象者へ事前通知して段階展開します。
完了
Microsoft 提供の SMS・音声への依存を解消
一般ユーザーは2027年2月1日、グローバル管理者・外部ユーザーは7月1日までに移行を完了します。SMS・音声を継続する場合は通信事業者を設定します。
パスキーを中心に移行
パスキーはすべての Microsoft Entra プランに含まれ、追加のライセンス費用なしで移行できます。ユーザーや端末の特性に合わせて選択します。
通信チャネルを継続
業務上 SMS・音声の継続が必要な場合は、Microsoft Security Store の通信事業者を評価し、選択・設定します。地域やコンプライアンス要件に合う事業者を選びます。
通知では、2027年2月1日の少なくとも4週間前までに設定を完了し、テストと慎重な移行の時間を確保することを推奨しています。
SMS / VOICE PROVIDERS
SMS・音声を継続する場合
2026年10月時点の初期候補は Soprano と Telesign です。Microsoft Security Store から商品を確認できます。
Azure サブスクリプションが必要
Microsoft Entra ID と事業者をつなぐルーティング関数を、自組織の Azure サブスクリプションに配置します。関数には通常の Azure 利用料金が別途発生します。主な費用は事業者の SMS・音声料金で、関数の利用料とは請求項目を分けて考えます。
Telesign の CSP 経由での販売・請求対応や Soprano の請求経路は確認中。
出典:Microsoft Learn:通信事業者の FAQ / 事業者選択ガイド / Soprano 製品案内 / Telesign 利用条件
CHECKLIST
期限から逆算する準備
対象と要件を整理
- SMS・音声が有効なユーザーを抽出
- SSPR と緊急用アカウントを確認
- 利用可能な端末・OSを棚卸し
設計とパイロット
- パスキープロファイルを設計
- 登録と復旧手順を検証
- 一時オプトアウト要否を判断
登録率を引き上げる
- 対象者へ段階的に案内
- 未登録者を継続フォロー
- ヘルプデスク手順を更新
廃止前の最終確認
- 一般:2027年2月1日までに移行
- グローバル管理者・外部:7月1日までに移行
- 通信事業者を早期設定し動作確認
OFFICIAL RESOURCES
Microsoft 公式情報
本ページは Microsoft 365 管理センターの2026年9月15日更新メッセージを基準としています。日程・対象範囲は同メッセージを優先し、設定手順は Microsoft Learn を参照してください。
FAQ
よくある質問
SMS・音声・Authenticator の3つを登録し、Authenticator だけを使っている場合も影響しますか?+
SMS・音声が認証方法ポリシーまたは従来の MFA 設定で有効なら、2026年9月のパスキー自動有効化と登録案内の対象です。Authenticator のプッシュ通知や確認コード自体は廃止されませんが、フィッシング耐性のある方法への移行が推奨されます。
MFA を普段要求されないユーザーにも登録案内が出ますか?+
対象ユーザーが次回サインインして MFA を完了した際に、登録キャンペーンがパスキー登録を案内します。そのため、MFA を実行しない間は変化に気づかない場合があります。移行期間中の登録案内はスキップできます。
対応しないと、いつサインインに影響しますか?+
一般ユーザーは2027年2月1日、グローバル管理者・外部ユーザーは2027年7月1日以降、Microsoft 提供の SMS・音声認証を利用できなくなります。これらの方法だけに依存し、移行や通信事業者の設定を行わなければ、サインインが妨げられる可能性があります。
SMS・音声認証は完全に使えなくなりますか?+
廃止されるのは Microsoft による提供です。業務上継続が必要な場合は、Microsoft Security Store で顧客設定の通信事業者を選択・設定することで利用を継続できます。2026年9月18日から情報確認・評価、10月30日から選択・設定が可能です。
パスキーの有効化が強制されると、全員が直ちに登録必須になりますか?+
認証方法としての有効化と、ユーザーによるパスキー登録は別です。通知では、2027年2月1日以降、対象ユーザーへのパスキー有効化が強制されます。一方、業務上必要な SMS・音声は顧客設定の通信事業者で継続できます。
SSPR の SMS・音声も廃止対象ですか?+
はい。Microsoft Entra ID が標準提供する SMS・音声の廃止は SSPR にも適用されます。顧客管理の通信事業者を Security Store 経由で構成する場合は継続できます。
同期パスキーと構成証明を両方有効にできますか?+
同期パスキーは構成証明をサポートしません。構成証明を必須にするプロファイルでは同期パスキーを許可せず、同期を認めるユーザーには構成証明を無効にした別プロファイルを用意してください。
2026年9月の変更を一時的に延期できますか?+
はい。2026年9月1日から2027年2月1日まで、一時的なオプトアウトを利用できます。パスキーや登録キャンペーンの有効化を遅らせ、通信事業者の設定や他の認証方法への移行を進めるための措置です。2027年2月1日以降は対象ユーザーへのパスキー有効化が強制されます。グローバル管理者・外部ユーザーの SMS・音声廃止日は、別途2027年7月1日です。